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あわび(鮑)のえらび方とお取り寄せ情報

お正月こそ高級食材あわびの出番

鮑(あわび)は言わずとしれた高級食材です。おせちにあわびの煮貝が入っていたら...、とても豪華ですよね。

贈答品にかける「のし紙」の「のし(熨斗)」はもともと薄く切った鮑をのしたもので。身が伸びることから「商売が伸びる」「寿命が延びる」に通じるという意味の縁起ものでもあります。

煮貝も良いですし、蒸して和え物にするのもとても良いものです。またあわびのお刺身やステーキもお正月のごちそうメニューにピッタリの豪華なもの。

自分で調理するのはちょっと...という方は甲州名産のあわびの煮貝などを取り寄せてしまうのも手軽です。

 

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あわびの種類と選び方

市場に出回っているあわびの多くは「クロアワビ」「メガイアワビ」と「マダカアワビ」、「エゾアワビ」ですが、クロアワビとエゾアワビの二つはとても近い種(同一種という説も)なので、味わいはあまり変わりません(エゾアワビは北海道沿岸に生息しており本州沿岸産よりも若干小さめのものが多いです)。

その他についても味はよく似ていますので、味の差異というよりも大きさや形の差異といった部分が大きいと思います。

 

最高級といわれるのがクロアワビの大型のもの(1枚500gクラス)は、国産ですと一枚数万円というお値段のものもあるそうですのでびっくりです。

ですが、1個100g~200gクラスであれば、かなり手が届きやすいお値段に。

 

国産あわびの有名産地

国産のあわび、伊勢、淡路島、鳥取、北海道や青森、岩手などが有名な産地です。

 

 

あわびの選び方 

高価なものですので用途に合わせたサイズを選ぶのが賢いやり方です。ステーキや磯焼きなど大型のものが欲しい場合は本州沿岸産のもの。お刺身や料理材料等、若干小さめでも良い場合はエゾアワビを選ぶのがよいのではと思います。

また、近年では多少安価なオーストラリア産の鮑(殻がグリーンがかっています)も出回っていますので、たくさん欲しい場合は良いかもしれません。

また、小型のアワビの仲間で「トコブシ」というものもあります。お値段も手頃ですのでそのままの煮貝や珍味の材料としてよく使われます。

 

鮑といえば甲州の煮貝

なぜ海から遠い甲州の名物が「あわび」なのか?

あわびの煮貝といえば甲州名物として名高いのですが、なぜ海産物であるあわびが海から遠い甲州名産なのか?ちょっと不思議に思いませんか?

 

武田信玄で有名甲州(甲斐の国)は現在の山梨県です。

甲斐四方を陸地に囲まれた土地ですからあわびの採れる海からは遠く離れています。

 

煮あわびは、道中ゆられておいしくなった!

冷蔵技術のなかった昔、甲州に入る海産物は干物など干したものや、火を通したものでした。

甲州に一番近い海といえば駿河の海、そこで採れた鮑(あわび)は、港の近くで煮てから甲州に運ばれました。

港近くで煮たアワビが、馬の背にゆられて二日運ばれているあいだに、煮汁が程よくアワビになじみ、とても美味しくなったのです。

こうして海のない甲州であわびが名物となったのです。

「あわびの煮貝」は大きなものですととても高価なものですが、おせちの重詰めで煮貝をお使いの場合でしたら、むしろあまり大きなものよりも小さめのものの方がおさまりが良いかもしれません。

 

  

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投稿者:狸穴猫


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