小豆(あずき)の煮方
上品に仕上がる小豆の煮方
小豆の豆粒がつぶれず、ちゃんとアクが抜けた煮小豆はとてもおいしいもの。そんな煮小豆ができれば家族にもちょっと自慢できちゃいます。
そんな小豆の上手な煮方をご紹介しましょう。
その前に小豆の選び方です。
11月ころから新豆が出回りますのでお正月用にはぜひ新豆を選びましょう。風味が良いだけでなく、煮る時間が短くて済みます。
小豆(あずき)の煮方
ここではできるだけ小豆の粒がつぶれないような煮小豆の作り方をご紹介します。
用意する道具:
- 厚手の鍋
- 落としぶた(サイズが変えられるステンレス製のものor鍋のサイズにあった穴の開いたもの)
【材料】
- 小豆 500g
- 砂糖 500g
- 塩小さじ1/3
【作り方】
1.小豆は軽く洗ってザルにあげ、鍋に入れて、小豆のかさの3倍ほどの水をいれて強火にかける。
2.煮立ったらカップ1の水を加えてさらに加熱。
3.再度煮立ったら、そのまま弱火にして20分ほど煮る。
4.ザルにあけて煮汁を捨て、新しい水で強火にかけ、沸騰したら火を弱め、落としぶたをしてさらに20分煮る。
5.煮汁を捨て、新しい水にかえ、再び落としぶたをして中火にかけ、沸騰したらごく弱火にして、豆が柔らかくなるまで煮る。(煮汁が少なくなるようなら小豆が常に煮汁に浸るように湯を加える)
6.豆が柔らかくなったら、煮汁を豆と同じ高さくらいまで捨て、塩を加え、砂糖を2回にわけて加え、弱火で静かに煮溶かす。
7.火から下ろし、一晩おいてできあがり。
この煮かたはアクをかなり徹底して抜くので上品な味に仕上がるのと、落としぶたを使うことにより豆が踊らくて済むため皮が破けにくく、上等の煮小豆に仕上がります。
大納言小豆を使うと見た目にもふっくら豪華に仕上がりますのでお正月にはぜひ大納言小豆でおためしください。
小豆の煮方ポイントおさらい
- 水戻しはしない
- あく抜き後は、必ず落としぶたをして煮る
落としぶた代わりにステンレスの裏ごし器はスグレモノ
裏ごし器...そう、お芋をうらごしたり、粉をふるったりするアレです。これがかなり重宝なんです。
鍋の内径-1センチほどの金属製の裏ごし器があれば、それを落としぶた代わりにしてしまいましょう。
落としぶたの代わりにそっと鍋の小豆にのせ、その上から「湯呑み」に水を入れたものを重石として乗せると、さらに豆が踊らなくなりますので、より皮をやぶらずに煮ることができます。
おまけレシピ ブランデー小豆
ついでですのでとっておきの食べ方を!
さました煮小豆の煮汁を切って適量を器に盛り、これまた適量の生クリーム(ホイップしなくてOK)をかけ、ほんのちょっとブランデーを落としていただきます。
簡単ですがとてもおいしいです。お正月、お汁粉やぜんざいに飽きた時にぜひどうぞ。
投稿者:狸穴猫
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