掛け軸や書画をお正月向けのものにする
おめでたい吉祥図柄でお部屋をお正月らしく
書画といった調度をお正月らしいものにすることは、年神さまへのおもてなしであり、また来客やご家族と新春のめでたさを共有するといった意味もあります。
普通のご家庭の場合、絶対しなければといったものではありませんが、多少なりとも取り入れると新春のあらたまった雰囲気になるのではないでしょうか。
掛け軸や書、日本画で新春を演出
床の間のある和室があるのであれば、鏡餅は床の間に飾る場合が多いかと思います。
その場合、やはり掛け軸や書画も新春にふさわしいものにしたいもの。
タペストリーや暖簾(のれん)でおめでたさを演出
現代建築やマンションでは床の間がない場合も多いですね。
そういった場合も、タペストリーや暖簾(のれん)などをおめでたい図柄のものにするといったことで、ぐっと新春らしい雰囲気に。
おめでたい図柄の手ぬぐいや風呂敷やをタペストリーにしてしまうのもいいですね。
いずれの場合も、鏡餅を飾るのと同じタイミングでお正月向けのものに掛け替えるのがよいでしょう。
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お正月向けの吉祥図柄とは?
日本には吉祥図と呼ばれるおめでたい図柄がたくさんあります。
そういったものの中でお正月によく使われるものを掛け軸を例にご紹介しますね。
旭日、富士山など、自然(天地)を題材にしたもの
シンプルに単独で描かれたものもありますが、鶴や松などを配したものが多いです。
旭日や富士に鶴や鳳凰、雲海や青波といった組み合わせの図柄はお正月用の掛け軸として非常に人気があります。
富士の場合、ちょっと変わったところで「一富士二鷹三茄子」という初夢で見ると良いとされる組み合わせを盛り込んだものもあります。
動植物を題材にしたもの。
鶴亀、松竹梅、鳳凰、うぐいす、鷹、雀、梟(ふくろう)、狸、干支の動物など、おめでたい動植物もまたお正月向けの掛け軸の図柄として好まれます。
旭日とともに描かれたり、松に鶴、梅に鶯、竹に雀など定番の組み合わせで描かれたものが多いです。
干支の動物の場合、辰年(龍)、酉年(鳳凰や朱雀)、寅年(虎、白虎)向けのものが、元々海運吉祥図柄なので多いです。
2021年の干支、丑(牛)の図柄もちゃんとあります。
神様のお名前やお姿を題材にしたもの。
神さまの御神号を書にしたものや、神々のお姿を描いた掛け軸もまたお正月に好まれる掛け軸です。
天照皇大神、恵比寿大黒、七福神などが好まれます。
「寿」「笑」「笑門来福」等、おめでたい言葉の書
「寿」「笑」「笑門来福」など、おめでたい言葉を書にした掛け軸も人気が高いものです。
無病息災を意味する図柄
6つの瓢箪(ひょうたん)を描いた図柄は、「六瓢」が「無病」に通じるということで「無病息災」の意味でおめでたい図柄となります。
投稿者:狸穴猫
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