お正月を彩る花や草木(鉢植え編)
鉢植えもお正月らしく
花や観葉植物もお正月を楽しくするアイテムの1つです。
お正月は寒い時期ですので花の咲く花はそう多くはありません。ですから昔は早咲きの梅や葉ぼたんがお正月を彩る鉢植えの代表格でした。
しかし最近では屋内で鉢花を楽しむことも多くなりましたし、耐寒性の強い品種もかなり増えてきたためお正月頃に楽しめる花も増えてきました。
冬の鉢花や寄せ植えは、花の時期の関係から、概ね10月下旬ころからの販売になることが多いです。
松
松竹梅の筆頭に出てくる松ですが、古くから盆栽として楽しまれてきた植物です。
本格的な盆栽は高価で手もかかるものですが、手軽な寄せ植え感覚のもの、初心者むけのミニ盆栽なども最近は数多く出回っています。
梅
松竹梅の1つである梅はお正月を告げる花でもあります。
お正月には早咲きの品種が登場するのですが、切り花以外では盆栽となります。見て楽しむだけでなくもちろん香りも楽しめます。
下のように紅白の梅と松を寄せ植えにしたものも人気があります。
少し珍しいものとしては「黄梅」も。分類的には梅ではなくモクセイの仲間ですが、中国では春を呼ぶ迎春花として愛されているそうです。
シクラメン
年末になるとシクラメンの鉢植えがお花屋さんの店頭を賑わします。
シクラメンはサクラソウの仲間。元来高温多湿な日本では育ちにくい植物でしたが、栽培方法の工夫や品種改良のおかげで手軽に楽しめるようになりました。
近年は色のバリエーションも増え、赤と白だけでなく、ピンクやブルーそして色の濃淡のあるものなどさまざまな品種があります。
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一重咲きが多かったシクラメンも、八重咲きの品種が登場し華やかな印象のものも。
お正月にぴったりの紅白の花びらも品種もあります。
シクラメン「ビクトリア」 フラワーギフト(税込6930円)【小田急百貨店】
屋外で育てやすいガーデンシクラメンでは寄せ植え仕立てにした鉢植えも。
シャコバサボテン(デンマークカクタス/クリスマスカクタス)
南米の高山原産のサボテンの一種。日が短くなると花芽をつけ、クリスマス前後に開花します。
葉の先端に花を咲かせるので大株に育てたものが開花するとそれはみごとです。
カクタスは花のない時期の管理も楽で(関東以西では真冬の雪や霜をさけるのと、真夏の直射日光を避け、水を控えめ管理するだけで比較的簡単に育ちます)、年々大株に育ち、花数が増えていくのも育てて楽しい鉢花です。
11月半ばくらいから花芽付きの鉢植えが出回ります。
華やかでかつ洋蘭よりも育て方が簡単ということもあり、お歳暮としても人気が高い鉢花です。
クリスマスカクタスという別名もあるように、暖房がない屋内ですと日本でもだいたいクリスマス前後に咲くのですが、購入してから暖かい場所に置くと早めに花が咲き、温度が低めの場所に置くと遅めに花が咲きます。
洋蘭
洋蘭は花の華やかでとても人気の、亜熱帯原産のラン科の植物です。
垂れ咲きの胡蝶蘭やオンシジューム、そして直立タイプのシンビジュームなどがあります。元々着生ランといって樹上に着生して育つランなのですが、日本ではほとんどが鉢植えとして出回っています。
咲きはじめから咲き終わりまでの期間が長く、豪華な姿が非常に長く楽しめるのも人気のポイントでしょう。
シンビジューム(シンビジウム)
シンビジューム(下)は黄色やピンクなど、幸せをイメージさせる明るい色も多くお正月には特に人気です。
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従来のシンビジウムよりかなり小ぶりな草姿で、飾る場所にこまらないテーブルシンビジウムも登場。
下のテーブルシンビジウムは鉢を含めた高さが約50センチです。
オンシジューム
花の大きさは小ぶりですが花数が多く、咲き乱れるさまがとても華やかな洋蘭です。
色はさまざまですが、やはり華やかな黄色が人気。
胡蝶蘭
胡蝶蘭は花が大きく飾り映えがしますし、胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」ですので縁起もよく、お正月にぴったり!
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高級なお花ですので大切な方へのお歳暮にも。
胡蝶蘭も最近は品種改良によって色や形が豊富になってきました。
花が小ぶりのミディ胡蝶蘭やミニ胡蝶蘭も人気です。
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福寿草
福寿草は春を告げる花。キンポウゲ科の植物で別名ガンジツソウ(元日草)ともいい、丁度お正月前後に開花時期を迎えます。
短い茎の先に明るい黄色の可憐な花を咲かせ、花の少ないお正月の時期に目を楽しませてくれます。梅の盆栽などとの寄せ植えも多いです。
福寿草は根が大きいため、浅鉢に寄せ植えにするには根を切り詰めている場合が多く、弱りやすいので、寄せ植えを翌年も楽しみたい場合は深めの鉢のものを購入するのが無難です。綺麗な花ですが実は毒草です。
葉ぼたん
葉ぼたんはアブラナ科の植物でキャベツの仲間で、白や紫の葉を楽しみます。花の少ない冬の時期に楽しめるようにと長年品種改良されてきたものです。
早めの時期でしたらポット苗、年末遅くには寄せ植えが多く出回ります。
ハンギングの寄せ植えも
最近はバラ咲きなど非常に多くの品種が出回っています。また小型のものは切り花としてお正月用のアレンジメント等に使われることも多くなりました。
万年青
強健で一年中美しい青い葉をつけることから万年青という名前が。
古来鬼門よけにつかわれることも多く、また徳川家康が江戸城入城の際に万年青を持ち込んだことから家門が続く縁起の良い植物といわれ、吉祥図の掛け軸などにも描かれることが多いものです。
ユリ科(分類によってはスズラン科)の多年草で、花言葉は「長寿」「長命」です。
万年青の葉芸と言われるほど葉の表情がさまざまあり、緑の葉だけでも十分たのしめますが、育て方や地域にもよりますが実が赤くなる時期がお正月前後になることが多く、実つきのものを床の間に飾るととても飾り映えがします。
葉が大きさも大葉系、中葉系、小葉系とさまざまありますのでサイズの選択肢も豊富ですし、モダンな鉢やラッピングにすると洋風の空間にもよく合います。
ポインセチア
クリスマスイメージの強い華やかな観葉植物ですが、お正月向けにもいいものです。赤のイメージが強いですが、実は白やピンクもあります。
近年は白いポインセチアも多く出回るようになり、紅白で並べたり寄せ植えにするとお正月イメージにも合いますのでクリスマスから続けて飾ることができ、長く楽しめます。鉢カバーやピックなどで衣替えさせてあげるといいかもしれません。
トウダイグサ科の植物で、花言葉は「祝福」「聖なる願い」です。
バラ咲きのプリンセチアはさらにゴージャスな印象に。
万両・千両
お正月の時期に赤い実のなる木では千両と万両が代表的なものです。千両と万両の区別ですが、葉の下に実のつくのが万両、葉の上に実のつくのがが千両です。
どちらも植栽にも使われる低木です。どちらも鉢植えで楽しむことが可能です。
万両は赤い実のものが主流ですが、白い実のつくものもあります。
金の成る木
クラッスラという植物の一種で、コインのような丸くちょっと厚みのある葉から doller plants という名前がつき、縁起のよい植物と言われます。花が咲く時期は冬です。
南アフリカ原産のベンケイソウ科の多肉植物で強健で育てやすい植物です。
金柑
真冬に黄金色の実をたわわに付ける柑橘類のうち1番小さいのが金柑。
おせちのアイテムとして蜜煮だけでなく、実のなった姿は金運をイメージさせるのでおめでたい植物としても人気です。
それほど大きくない鉢植えでも実がなりますので屋外での鑑賞にも適しています。
金柑鉢植え 実付き(4980円)
投稿者:狸穴猫
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