ふぐ(トラフグ他)のお取り寄せの勘どころ
鍋料理の王様ふぐちりはお正月にぴったり
トラフグは関東以北の地域ではあまりなじみがない魚ですが、西日本ではここぞと言うときに出てくるご馳走です。
淡い味付けの昆布だしで、さっと湯がくように煮た「ちり鍋」で食することが多く、関西ではそれを「てっちり」といいます。
近畿圏でふぐ鍋を「てっちり」という理由
これは昔ふぐのことを「てっぽう」と呼んだことからきています。
そのココロは...「当たると怖い」だそうです。
フグ調理の免許制度がなかった昔はふぐを食べるのも命がけだっというわけですが、免許制度ができて以降はそういう心配もなくなり、安心してふぐを食べられるようになりました。
※12月25日過ぎは「年末まだ間に合うフグコーナー」もどうぞ!
ふぐ鍋は〆の雑炊がまたうまい!
実は管理人は関西に来るまでふぐを食べたことはありませんでした。
トラフグのぷっくりした姿が魚屋さんの店頭に並んでいるのを見たときの驚き、そして、食べてみるとこれがまたあっさりしながらもインパクトのある濃い味わいでびっくり!
ふぐ鍋につきものの、しめの雑炊がこれまたおいしいこと!
ふぐに難点があるとすればお値段が高いことくらいですね。それだけにお正月のごちそうにはもってこいでもあります。
ふぐ刺し(ふぐの薄造り/てっさ)もまた美味
ふぐのお刺身もまた非常に美味しいもの。お皿の模様が見えるようにきれいに並べられた薄造りはその美しい姿も楽しめます。
フグは白身で鮮度が落ちにくいため冷蔵でも販売されています。また比較的冷凍による劣化が少ないお魚ですので冷凍でも十分美味しさが味わえます。
お値段は張りますが独特の歯ごたえと濃厚な旨みはちょっと奮発するだけの価値はあるでしょう。
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天然と養殖のふぐ
養殖物と天然物ではお味は天然物の方が上だと言われます。
とはいえ、養殖物も十分に美味です。
天然ものでは下関産、長崎産、淡路島産、三重産(あのりふぐと呼ばれる希少なもの)などが有名です。
養殖ふぐは年数もポイント
養殖ふぐを選ぶならポイントは年数でしょうか?大きなものの方が美味しいのがとらふぐの不思議です。2年ものと3年ものとを比べると、3年もののとらふぐの方がうまみが強く、身が緻密で食感も優れています。
絶品!ふぐの白子
ふぐの白子は魚の白子の中でもとりわけ美味しいものです。純白の白子は崩れそうな柔らかさの中にあって身よりもさらに濃厚なうまみをたたえています。
鍋によし、焼いてよしと、1度食べたらやみつきです。
白子入りのふぐは、リアル店舗で出回り量が増えるのはだいたい1月半ば以降になります。お正月にはちょっと間に合わないorお値段が張るかも知れません。
通販ですとその点冷凍、冷蔵の両方が出回りますので助かります。
ふぐの種類いろいろ
トラフグがやはりふぐの筆頭ですが、食用のふぐは他にも種類がいろいろあります。
ナシフグ(讃岐でんぶく)、コモンフグ、マフグ、シロサバフグなどがあります。
特に香川県で取れるナシフグは讃岐デンブクともいい、アミノ酸の含有量が多く濃厚な旨みが特徴で、トラフグに勝るとも劣らない味と高く評価されています。
ふぐのひれ
ふぐのひれ酒をご存じですか?
干したふぐのひれを軽くあぶり、それを熱燗にした日本酒に浸して飲むという独特のお酒です。
ふぐの旨みと焼き目の香ばしさがお酒に溶け出してとても美味しいもので、身体もあたたまる、寒い季節にもってこいのアイテムです。
乾燥させたフグのヒレを焼いた「焼きひれ」も売られていますが、若干お安い乾燥させたのものを購入してオーブントースターなどであぶる方が実は香りがよいです。
ふぐのお取り寄せ
さて、そんなフグですが、鍋セットや鍋セットにふぐ刺しがプラスされたもの等いろいろなものが出回っています。
すぐ鍋にできるようカット済みで、ポン酢がついていたり、ものによっては野菜やお豆腐までついているセットもありますが、ちょっと価格は高めです。
【送料無料】とらふくフルコース 全国に配送いたします。【三越伊勢丹/公式】(税込32400円)
鍋用トラフグならお買い得な身欠きでお腹大満足!
フルコースまではいらない...たっぷり食べたいという場合、
活きの良いものを身欠き(身だけの状態)にしたものが比較的価格も控え目でおすすめです。
鍋用ならばぶつ切りにすればよいのですからさほど手間のかかることもありません。皮がついている場合は皮は沸騰したお湯にさっとくぐらせ、よく切れる包丁で細く切るだけです。
生食可のものについては、お刺身もいいですね。
薄造りをとがんばるよりも、3~5ミリくらい厚切りのお刺身も噛むほどに味わい深くてよいものです。
冷蔵配送のものもありますが、お正月用ならすでに冷凍されたものも便利でしょう。
上は冷蔵のものですが、冷凍もあります。
冷蔵ものよりもさらに価格が下がります。
え、冷凍で大丈夫か?、そう、そこが気になるところなのですが、ふぐは身質が緻密なため冷凍によるダメージが意外に少ない魚ですので、適切に解凍しさえすればほとんど気にならずに召し上がれます。
冷蔵庫で一日かけてゆっくり解凍すればOKです。
実際、管理人も冷凍ふぐは何回か食べていますが、十分満足度の高い美味でした。
天然トラフグor養殖トラフグ、セットorぶつ切りor身欠きなど、ご予算やご都合に合わせてお選び下さいね。
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【おまけ】
ふぐ鍋(てっちり)にはなくてはならないのがポン酢。
冬場の管理人宅でよく使う三つのポン酢をご紹介しますね。
てっちり好きの多い大阪では旭ポンズが人気です。柚子の香りです。
投稿者:狸穴猫
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