魚介のお鍋でヘルシーグルメ 寒い季節はあったかお鍋
シーフードでヘルシーグルメ
魚介のお鍋、締めの雑炊が楽しみなものが多いですね。
お正月なび管理人の「食べたい!」をベースにご紹介します。
トラフグは鍋の王様
豊臣秀吉が危険だとして禁じて以来、長きにわたり「公式には」御禁制だった「ふぐ」、明治なかば、伊藤博文が春帆楼(山口県)においてふぐを食したことから、ふぐを食べることが公式に許可されたのだそう。
公式には御禁制(特にに武士では)とはいえ、実際はかなり食されていた...やはりおいしいのですよね。
ふぐを「鉄砲(あたるとこわいから)」と呼んだことから関西ではふぐちりを「てっちり」と呼びます。
上記は、ふぐ公許第一号の下関の料理旅館、春帆楼のふぐセット、薬味までセットされている現地で食べるのと同じ仕様。
ふぐが長年の御禁制を解かれたのは、初代内閣総理大臣の伊藤博文公が、ふぐ好きであったことが関係していたという話もあります。
ふく鍋用なら、さばいて送ってくれるショップで買うのもお得です。
ぽん酢も重要
...というわけで、てっちり好きの多い大阪で人気のポンズを2点ご紹介しておきましょう。
クエは鍋の女王様
魚体を見ておいしそうに見えるか?というと謎...という魚なのですが、その外見からは想像がつかないくらい美味な魚が「クエ」。
ふぐのコク+鯛のうまみ+そして鯛よりも繊細で脂ののった白身といったところ。
九州沿岸、四国沿岸、紀州沿岸で漁獲される魚ですが、漁獲量も少ないので、流通量はふぐに比べてかなり少な目です。
管理人、ふぐを初めて食べたときよりも、クエを初めて食べたときのほうがたまげました。値段もたまげますが...そこは食欲とお財布のせめぎ合いです。
薄味の汁ごといただくお鍋に仕立てる場合が多いかと思います。
海のミルク、牡蠣のお鍋
牡蠣は冬が旬、牡蠣自体は養殖量も多く、スーパーで手に入る食材です。
問題は味噌かも...と思います。
↑画像がないと寂しいので一応牡蠣の画像も貼ります。
牡蠣というと味噌味で仕立てる「土手鍋」と呼ばれる鍋料理が一般的ですが、甘めの味噌を使うか辛めの味噌を使うか、汁の量や濃さなど、地域によってかなり差があります。
いろいろ試してみるのも楽しいですね。
管理人はというと、西京味噌(白くて甘め)と、越前の麹味噌(色は薄めだが甘さは強くない)を半々くらいに合わせて使うのが結構お気に入りです。
鮟鱇(あんこう)鍋もはずせない
アンコウは、元の姿が想像できないあっさり系の白身のお魚。
現在の水揚げ量は山口県が多いアンコウですが、好まれるのは関東以北かも。
ちり鍋にしてポンズでいただくのも美味しいでのですが、各地でさまざまな食べ方があります。
独特な食べ方のアンコウ鍋といえば茨城のものが有名です。
みそ仕立ての鍋や、肝を鍋の汁に摺り込んだ鍋など。
その昔、東京、秋葉原のビル街がまだ「魚市場」であった頃、電気街への道すがら、市場で巨大なアンコウの吊るし切りをしているのを見たのを思い出します。
余談ですが、楽天市場をながめていたら、アンコウのキモがたっぷり入った、びっくりする名前の鍋セットが発売されていました。
あまりヘルシーではない気もしますが、ちょっと興味をそそられます。
ネギマ鍋
「ネギ」と「マグロ」なので「ネギマ」
脂ののったマグロで作る鍋です。腹身など、ちょっと筋っぽいところでも大丈夫。
つくり方はとても簡単。
出汁に醤油とみりんでそばのかけつゆ程度に調味した汁(めんつゆ薄めても可)にぶつ切りのマグロとぶつ切りの白ネギを入れてさっと煮たてるだけ。
煮えばなをいただくのがコツ、ネギもマグロも何回かに分けていれたほうが美味しくいただけます。
石狩鍋
石狩鍋、基本は生鮭と野菜を味噌味で煮込んだお鍋。
通販では海老や帆立その他の魚介類を合わせたセットが多く販売されています。
仕上げにバターをひとかけら落とすと、こっくりした味に仕上がります。
野菜もあり合わせでいいので、実は手軽にできる鍋です。
白菜のかわりにキャベツでも美味しいです(というか、管理人はキャベツで作る方が好きかも)。
番外編 あったまる...白焼き鰻の鰻雑炊
その昔、東京の某和食店のランチで食べた、白焼き鰻を使った雑炊がとても美味しかったので、ときどき白焼きを買って雑炊にしてしまいます。
ちょっと意外なんですが...簡単にできて、とてもおいしいのです。
白醤油で色控え目に味を調えたお出汁にご飯と一口大の白焼き鰻をいれて、卵でとじるだけなんですが、やめられません。
彩りに添えるならネギよりも三つ葉でしょうか。
投稿者:狸穴猫
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