お正月に楽しい伝統遊び(屋外編)-外で元気に凧あげに独楽回し-...
お正月なら凧あげに独楽回し...屋外の伝統遊びは今も人気
屋外でやるお正月の遊び、かるたとりや福笑いなどお部屋でやるものも楽しいですが、アウトドア派にもってこいの凧揚げや独楽回しなども楽しいものです。
凧(たこ)あげ
もともとは戦(いくさ)のための道具
中国で紀元前に作られた「凧」はもともとは遊びの道具ではなく戦の道具、軍事目的のものだったそう。
凧は、平安時代にはすでに日本に伝わっていたそうで、江戸時代には各地で大凧を揚げることが流行りました。
江戸時代には「いか」だった凧
江戸時代に大凧あげや、ケンカだこが流行った時点では「いかのぼり」という呼び方だったそう。
「いかのぼり」は、流行りすぎて、大型のいかのぼりの落下被害や、いかのぼりあげをする人同士のケンカが多発したため幕府が「御禁制」に。
そこで規制逃れとして「たこ」になったのだとか。
美しい和凧
伝統的な和凧としては角凧、奴(やっこ)凧、六角凧などが主流ですが、地方によってさまざまな凧があります。
市販の角凧や六角凧には歌舞伎の名場面が描かれることが多く、インテリアとしても人気。
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上げやすくお手軽な三角カイト
とはいえ、ちょっと和凧は揚げるのが難しそう...という方には三角形をした洋凧(カイト)がお手軽かも。これは本当に良く揚がります。
組み立て式で置き場所をとりませんし、さまざまなキャラクターのものが出回っています。
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レジ袋の手作り凧も
本格的には竹ひごと半紙で手製の凧を...ということになりますが、レジ袋という手近な素材で作った凧が近年は人気。幼稚園や小学校でもレジ袋凧に思い思いの絵柄を描いて揚げることがあるのだそうです。(管理人の娘が通った保育所でもやってました。)。
作り方は何種類かあるようなので「レジ袋 凧」で検索してみて下さいね。
★凧を上げるときは電線等に引っかからない広い場所で揚げましょう。
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羽根つき
羽子板で羽根を突く「羽根つき」は、室町時代に中国から渡ってきたもの。
江戸時代頃にはお正月の遊びとしてかなり普及していたようです。
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押し絵をほどこしたりした飾るための羽子板とちがい、遊戯用のものは簡素なものです。
キャラクターの羽子板も数多く出回っています。
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※キャラクター羽子板は、一枚で売られていることが多いですが、羽根つきで遊ぶために羽子板を購入する場合は最低2枚+羽根が必要になりますのでご注意を!
独楽(コマ)回し
紐を使って回す独楽(投げ独楽)と、手で捻(ひね)って回す捻り独楽があります。
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紐を使って回す投げ独楽は伝統玩具としては木製のものですが、ゴツイものは回すのにちょっとコツが要ります。
紐を使った独楽回しが初めてという方は、鉄芯の独楽のほうが回しやすいかもしれません。
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指先や手のひらを使ってひねって回す「ひねり独楽」は小さなお子さんでも回しやすく、形や着色もさまざまで楽しいもの。
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竹とんぼ
手のひらで軸を挟んで回転させると空高く飛ぶ竹とんぼ。
屋内でも遊べないことはないですが、意外に勢いよく飛びますのでやはり屋外がおすすめです。
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軸が離れないタイプ(上)は、離すときにちょっとコツがいりますので、慣れないうちは軸が分離するタイプ(下のような2穴で軸をうけるタイプ)が飛ばしやすいかもしれません。
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投稿者:狸穴猫
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