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羽子板飾り -絢爛豪華な女性の守りの縁起物-

羽子板とは?

羽子板は元々は羽根突きという遊びの道具に使われた木製の板です。テニスや卓球でいうところの「ラケット」です。

 

縁起物としての羽子板

遊びの道具としての羽子板とは別に、縁起物としての羽子板飾り(飾り羽子板)が江戸時代以降に発展し、女性の魔除け・厄払いの縁起物として正月の贈り物に使われるようになりました。

羽子板はトンボに似た羽根を打つことから、蚊を寄せ付けないとされ、女児の無病息災を願い初正月(生まれて初めてのお正月)に贈られる縁起物として有名ですが、それだけでなく女性全般の魔除けとして正月に女性に贈られることが多い縁起物です。

豪奢な羽子板飾りは縁起物としてだけではなく装飾品としても人気があります。

 

羽子板のいろいろ

塗りの木の土台に布や和紙を素材とした押し絵といった作り方が多いです。

古典的なものでは日本髪の女性の姿をかたどったものや、江戸の粋を表現した歌舞伎役者の羽子板が人気があるものですが、キャラクターものやその他変わり羽子板もあります。

 

人やキャラクターの姿が入らない羽子板も。主張しすぎないのでかえって飾りやすいかもしれません。

  

羽子板はどこで買える?

羽子板は雛人形や五月人形などを扱う人形店で扱われています。また、年末からお正月にかけて寺社の境内に店が出たり市がたつこともあります。

東京浅草の浅草寺では、毎年12月17日~19日に羽子板市が開かれ多くの人出を集めます。

 

  

羽子板飾りの飾り方と贈りかた

場所等に特に約束事はありませんが、基本的にお正月飾りですので年末に出して飾り、小正月程度には仕舞うのが習わしです。他のお飾り類と同様に吉日を選び、31日、29日を避けて飾ります。

女の子の初正月のお祝いに羽子板を贈る場合は、飾るスケジュールを考えて遅くとも年末の12月の20日頃までに贈ります。

 

額装の羽子板も

羽子板というと一般に置き飾りにする場合が多いのですが、昨今は小ぶりの羽子板を額装したものも場所をとらないので人気だそうです。

確かにこういったタイプでしたら手軽にかざれますね。

 

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投稿者:狸穴猫


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