小正月-小豆がゆをいただく女性が主役のお正月-
女性の正月「小正月」
小正月とは、もともとは年の初めの月であるお正月にはじめてくる望月(満月)の日のことです。
現在では新暦の1月15日をさすことも多くなっています。
「大正月」と「小正月」
小正月があれば大正月もあるというわけで、大正月というのは1月1日から7日までをさすことが多いようです。
大正月が男の正月とされるのに対し、小正月は女の正月とされます。
正月の大方の行事が小正月で終わるので、その骨休めとして,骨正月とも言われます。小正月には女性だけの宴をひらく地域もあります。
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小正月には小豆がゆ
小正月には1年の邪気を払うとして小豆がゆを食べる風習があります。平安期の文学作品、土佐日記(紀貫之)や枕草子(清少納言)にも記載があることから、かなり古い風習といえるでしょう。
小豆がゆは煮た小豆と餅を白粥に入れたもの。好みの砂糖を加えていただく甘いお粥です。
小豆粥を簡単に作るには...
市販の白がゆに、缶やレトルトのゆで小豆を加え、お餅をいれれば完成です。
もう少し甘さを控えたい場合は、フリーズドライの小豆をいれるのもお手軽です。
更に簡単に...レトルトの小豆粥も販売されています。
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小正月は成人の日のルーツ
武家の興隆した時代には、成人を意味する「元服の儀」を小正月に行っていました。
成人の日が制定当初1月15日と定められた(現在は1月の第2月曜日)のは、その監修にならって制定されたのだそうです。
投稿者:狸穴猫
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