だるま -必勝・開運の縁起物-
だるまさんは真っ赤な体に太い眉...いかにも頼もしい風情ですね。
だるまさんは張り子細工で作られた人形の一種ですが願掛けや開運・招福に御利益があるとされ、日本中あちこちでとても人気のある縁起物です。
だるまの由来
だるまは遠くインドの達磨大師(ボボディ・ダールマ)という高僧がモデルの縁起物です。
悟りを目指し、洞窟のなかで粘り強く座禅を続けたその逸話から、目標に向かって努力する人の守り神とされ、転じて勝負事必勝の縁起物として人気を博しています。
赤い身なりは僧の法衣を表しており、大きく見開いた目は睡魔と戦って目を見開き、座禅を続けた粘り強さを表しています。
江戸時代中期から人気に
江戸時代の中期頃、古くからあった「起き上がり小法師」という人形玩具に、達磨大師の姿を描いたのが現在の「だるま」の始まりだそうです。
だるまさんの御利益
一般にだるまさんは勝負事に御利益があるとされ、入試や選挙などの勝負ごとなどに向かう人が飾る事が多いですが、倒しても起き上がるその形から、商売繁盛や金運アップにも御利益があるとも言われます。
また、魔除けの効果もあるとされています。
だるまさんの飾り方
一般に、だるまさんは目を自分で入れるように、目を描かない状態で売られています。
願掛けの際に左目だけに墨を入れて飾り、願掛けが成就したときにもう一方の目を入れて神社等に奉納することが多いようです。
開運・魔除けなどの願掛けの場合は1年ごとにお寺に奉納します。
各地のだるま
各地のだるまさんはそれぞれ表情などに特徴があり、それぞれ近隣のお寺の縁日などで売られています。また最近では、そういった縁日等でなくてもネット販売もされています。
有名なだるまには、高崎だるま、白川だるま、越谷だるま、東京だるま、鈴川だるまなどがあります。
だるま市も川崎や高崎はじめ全国各地で開かれ、毎年多くの人出があります。
インテリアアイテムとしても
紅白のビビッドな色合いは、インテリアアイテムとしても優秀。
いわゆる「だるまさん」をちょっとアレンジしたタイプのものもたくさんあります。
だるまさんにちなんだお菓子も
ころっと可愛いだるまさんの形をいかした「もなか」がいくつかあります。
ちょっとした手土産にいいですね。
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投稿者:狸穴猫
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