2002年の学習指導要領改訂とやらによると「総合学習」なる摩訶不思議な教科が登場するらしい。
だが、「するらしい」などというようなことはもはや言っていられないようだ。なぜなら、もう新指導要領への移行期間とやらは始まっていて、今年から多くの学校で始まっているのだから・・・・。
文教都市を謳う自治体に住んでいるおかげで、昨年当たりからずいぶんと「総合学習」についてのプロパガンダとしか思えないチラシが学校からやってきた。
それによると、小学校と高校など異種の学校間の交流だとか、地域の職業人による講演、障害者施設や高齢者施設でのボランティア体験、環境関連でのゴミ拾い体験、各種公共施設見学など、イラスト入りで楽しそうに描かれている。
その手のチラシにおきまりのように一緒に入っているのは「指導要領改訂で学力が落ちることはありません」という文句である。
まあ、それについては他のページに書くとして、肝心かなめの「総合学習」だが、学校サイドの配るチラシのようなことをやれるのか?というと、相当疑問がわいてくる。
実験校での試験的な取り組みとしてなら実現可能だっただろうが、この日本、いくら少子化といっても、学校の数はかなりとんでもない数だ。
総合学習としてチラシで出ていたようなものを年間通してやったらどうなるか?
ネタにされる方、協力する方が困ってしまうのが関の山だろうと思うのは私だけだろうか?
そういえば、1999年、パソコン指導などいくつかのボランティアを子グマの学校で募集していたなあ・・・周りにおんぶしなきゃできない総合学習ならやめてしまえと思うのは私だけだろうか???