世の中、IT、ITとなぜか騒がしい。
確かに学校にはパソコン御一行サマが列をなして納品されている様子だし、ホームページをつくっている学校も増えてきた。埼玉は荒川の土手っぷちの子グマ通う小学校にもこの春ホームページができてしまった。
が、ホントにIT革命が進行しているのかというと、ちと怪しい。
1999年の夏の出来事。
自由課題で何をやってもいいってんで、ちょうど、子グマがやりたがっていたホームページ作りをかねて、アリの観察をHTMLエディタでまとめ、HTMLファイルで提出しようとした。もちろん、学校にブラウザがちゃんと入っているパソコンが数台あり、教頭はじめ何人かがある程度パソコンが使えるということを知っていた上での企てである。
ところが、9月はじめ、勇んでフロッピーを持っていった子グマだったが、「印刷がどうだら」「模造紙に書けとかなんとか・・・・」といわれたと、意気消沈して帰ってきた。その後、いろいろあったが結局うやむやになってしまった。別に、夏休みのナンタラ大会なんてどうでもいいわい。子グマにとって重要なのは中味よりも「HTMLファイル」をつくったことだったのだ。
まあ、本人は自宅のパソで友達に見せて自慢してご満悦ですんだから良かったものの、学校のIT化なんて、こりゃ気の遠くなるようなモンじゃ!!というのが率直な感想。
去年の子グマの企ての影響かどうかは知らぬが、今年は「自由研究のまとめ方」という文書が配られ、それには「模造紙にまとめる」という指示が入っていた、ヤレヤレ。
学校にメール窓口があるんなら、せめてメールで欠席連絡ができるようにならねーかな・・・と思うアライグマであった。