民間の教育産業にもIT風が吹き荒れている。
そりゃ当然だ。教育産業はココ数年、伸び悩みにウンウンうなっているのだ。
(細かい資料は「賢い塾の選び方」にどうぞ店頭公開企業に関する資料があるよ)
といって、教育業界でIT化といっても、現時点で大したことができるわけがない。
塾の授業を双方向オンラインで直接販売できるほど回線は高速ではないし、メールで質問なんてのも、正直言って、手がかかりすぎてコストが折り合わない。
インターネット塾といっても、結局CD−ROMで問題やCAIプログラムを配布して自習、たまに結果を送信してアドバイスを受けたり、生徒同士のコミュニケーション用掲示板を利用、というものに落ち着いているようだ。
個別の塾や予備校のサイトはかなり数多く見られるようになったが、中高受験など地域ごとに受験事情が相当違うので受験ポータルサイトというのも難しい。
・・・・・などと思っていたら、この夏、受験ポータルサイトが一個登場した。「Inter-Edu」
というサイトだ。(あえてリンクは貼らないことにした、見てみたきゃ検索エンジンで探してちょんまげ)首都圏&関西大手の塾と予備校がいくつか寄り集まって作ったらしい。大手塾の生き残りをかけたIT戦略の一貫だろう。2002年の学習指導要領改訂をネタに、私立中・高受験人口を増加させたいというような感じだな。
受験に関する掲示板が大量に設置され、協賛塾と思われる個別の塾に関する掲示板まである。首都圏用では駅ごとの塾案内なんてのもある(もちろん協賛塾だけだろうが)
システムだけを見れば「これじゃ中小の塾・予備校は太刀打ちできんなあ・・・・」と思ってしまうような大規模サイト。それにしても、採算とれるんだろーか??なんてことを考えてしまう。
民間教育産業のIT化は一体どうなっていくんだろう?
え、ここも教育系サイトじゃないかって??
いんや、「くまなび」は史上最強の教育系ポータルもどきをめざしているんじゃ。