牛乳が食卓へ届くまで
牛乳って?
牛は赤ちゃんを産むとおっぱいを出す。これが牛乳。
牛の赤ちゃんのためのおっぱいを人間のために少しわけてもらって私たちは飲んでいるのだ。
(一頭の牛は子牛を生むとその後1年間で5000~10000リットルの牛乳を作るんだって)
牛乳がどうやって僕たちの手に届くかを追っていってみよう。
大規模生産工場を経由する場合を例にとって説明するよ。
まずは搾乳前の乳房の消毒から
牛乳は栄養たっぷりで腐敗しやすいものだから、しぼるときにできるだけ雑菌が混入しないように、まずは牛の乳房を消毒する。それから搾乳機で搾乳するんだ。
生乳は搾乳されてタンクへ
搾乳された生乳(しぼったままの牛乳を生乳とよびます)は牛乳缶に集められる。最近では外気に触れることなく、パイプを通って牧場のタンクに集められることもある。ある程度集まった段階で出荷だ。
牛乳缶・小型タンクローリーで集荷
生乳は牛乳缶やタンクローリーで農協などに集荷される。
産地で殺菌やパック詰めの加工をする場合は集荷先が加工工場の場合もあるよ。
大型タンクローリーで工場へ
集荷された生乳は生乳を殺菌・パック詰めする工場へと運ばれる。工場は産地のすぐ近くの場合もあれば、別の都府県の工場に行く場合もある。
工場で殺菌・加工
工場につくと生乳は殺菌され、パック詰めされる。(殺菌方法のiいろいろについてはこちら) この段階で生乳は「牛乳」へと呼び名を変えるわけだ。
成分無調整の場合は殺菌だけだけど、いろいろな加工乳・乳飲料などへと加工されることもある。
トラックでみんなの町へ
工場でパック詰めされた牛乳は大型のトラックでみんなの町に運ばれる。大抵は途中で中型・小型のトラックに積み替えられてスーパーや小売店までやってくる。
ずいぶんいろいろな段階を経るけど、鮮度が大切な牛乳はこの過程を1~2日で通ってやってくるんだよ。ずいぶん速いね。
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投稿者:狸穴猫