青天の霹靂(青森初の特A米)が本当に青天の霹靂級においしい!
青森初の特A米の味見をしてみたら
先週スーパーの米売り場で「青天の霹靂」を見つけた。
私は元々米にはうるさい方だし、このサイトにも米特集作っている関係で、結構米の新しい銘柄なんかはチェックしている。
そんなわけで「青天の霹靂」という米が存在すること、結構おいしいらしいというのは記憶の片隅にあり、かなり米ばなれしたネーミングだなあとも思っていた。
新しい品種は入手しにくい
米に限らず生産量が少ない品種はとかく手に入りにくい。
産地に近いほうから出回ってくるので、産地が遠方の米となると(私は大阪在住である)なかなか手に入らないので、まあ、青天の霹靂もそう簡単に口に入ると思っていなかったので、店頭で見つけたときはかなり購入意欲をそそられた。
ふと値段を見ると...結構高い。
「こりゃ新潟産コシヒカリか山形産つや姫の特栽米の値段だあ!」
青森県産のお米はわりとリーズナブルな価格のものが多いので、値段だけでももうかなりビックリである。
お祝い気分で「青天の霹靂」を購入
青森の米でこの価格!...ということで、再びその青天の霹靂の「袋」をマジマジと見直すと貼られたシールの「特A」の文字が目に入った。
「へえ、特Aとったんだ!もしかして青森?」
ふとその「特A」の上にある文字が目に入る。
「祝」
私はちょっと得心がいった気分になった。
特A米を長年産出してきた産地の米にこの「祝」の文字はありえないものだろう。
青森の米作りの苦悩
考えてみれば青森の米、あまり高評価を受けていなかった気がする。
青森は東北の中でも寒さが厳しい地域だ。
冷夏でやませでも吹けば冷害で収穫量の激減になりかねない。
だからこそ冷害に強い品種がまず求められ、食味のよい品種の開発は東北6県の中で1番遅れていたとはいえる。
「つがるろまん」がなかなか美味しいとしてかなり出回ってはいるものの、特A評価にはなっていないし、「宮城産ひとめぼれ」や「山形産つや姫」のような高価格をつけるまでには至らなかった。
青森の米作りにとって「特A」評価が悲願だったのかもしれない。
「祝」の文字の裏に青森の米作りの苦労が垣間見えるような気がした。
そして「青天の霹靂」という米ばなれした品種のネーミングに、その自信のほどが表れている気もした。
「生産した人がお祝いしたくなっちゃうお米ならおいしいかも...」
そう思って私は青天の霹靂をカートに入れた。
白飯争奪戦勃発!
早速その晩に「晴天の霹靂」を炊いてみた。
いや、炊く前にまず研いだ。
さわり心地のよいそして研ぎ心地のよい米である。
品質のあまりよくない米の場合、粒ぞろいが悪いせいか、研いでいてなにか詰まったような感じがするのだが、そういう違和感を全く感じない。
そして炊飯。ごくごくノーマルに、炊飯器を「ふつう」にセットして規定量の水で炊いた。
さて、炊きあがった感触はというと...
粘り加減はつや姫とササニシキの中間といったところだろうか。コシヒカリ系統のお米のような粘りはないが、一粒一粒が綺麗にたちあがり、すっと抵抗なく箸が入る。
そして、噛んだときの弾力が心地良く、噛むほど味が出るといった感じで、口あたりがサラッとしていながら米の香りや旨みが十分に感じられる。
「おいしいねえ!」
モクモクとご飯をほおばる面々。
ふと気づくと、皆、おかずが減らないんですよ!。
「おかわり~!」
「え~、もうないの?」
「誰だ?いつもより食べてる奴?」
まさに「青天の霹靂」級
かくして、4人分で3合半といつもと同じ量を炊いているにもかかわらず、白飯争奪戦が起こった挙げ句、あっという間に炊飯器が空に。
ちなみに、その朝食べていたのは奈良県産ヒノヒカリの特別栽培米(これも特A米)である。
つまり...、青天の霹靂は文句なしにうまい!
「うん、この味は確かに快挙だよ、青天の霹靂だ。そりゃお祝いしたくなるわ~。」
ひさびさにまた食べたいと思う品種に出会えて嬉しくなると同時に、青森県民の底力を感じたのであった。
それで、「青天の霹靂」をネットで買おうかと探してみたら...結構品薄みたいです。
なので以下に検索結果へのリンクをはっときます。
ご飯の
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投稿者:狸穴猫
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