身近な自由研究ネタ(1) 理科編
手軽な自由研究でマジメに手抜き
道具立てが簡単で時間のかかりそうにないネタ、親の手出しが最小限のネタを考えてみることにした。
布の乾き方・水の吸い込み方調べ
★1グラム単位ではかれるデジタルのキッチンスケール、または上皿天秤が必要
家庭にある不要な布きれを数種類(繊維、厚さ、折り方などの違うものがよい)、10×20センチの大きさに切り、乾燥重量を計ってからそれを全部一旦水につけ、洗濯機で1分脱水。
脱水後の重量を計ると繊維が水を含む大体の量がわかる。その後、同じ条件で干し(要するに同じ洗濯ハンガーで干せばいい)15~30分おきに乾燥したか確認し、乾燥までに必要な時間を計る。
乾燥しやすさと水の含み方を調べる。
含水量に関して、「パーセンテージ」は持ち出さない方がいい。乾燥重量に対する含水量はパーセンテージで表しうるけれど、普段使い慣れた重量パーセントとは異なったパーセントとなるのでよけいな混乱をきたす恐れがある。「乾燥量の倍」という形なら無理がない。
牛乳瓶に吸い込まれる卵の研究
★100度まではかれる温度計、200mlのガラスの牛乳瓶が必要
牛乳瓶を煮沸し(割れるから水から煮るのです)、湯から引き上げた瓶にすぐにゆで卵をのっけると、摩訶不思議、牛乳瓶に卵が吸い込まれる!ってのはときどき化学マジックなどにのっているけどその先をやってみよう。
何度のお湯につけた瓶なら卵が吸い込まれるか?100度、80度、60度、40度と調べていく。
また、卵のゆで加減を7分のもの、10分のもの、15分のものと変えてみる。
これやると晩ご飯は確実に卵サラダになるのはまあ致し方ない事だろう。
花の色水の研究
★酢と液体石鹸(中性洗剤ではダメ)or重曹が必要
手近な、取っても良い花を片っ端から集め、種類ごとにビニール袋に入れてよくもみ、その後水を加えて色水を作って目の細かいザルで漉して色水をとり、2つの容器に分ける。
葉っぱも2.3種類やってみると比較になる。
殆どのもので色の変色はない。赤紫蘇・コリウスなど、赤~紫色の葉は変色する。
花の赤い色素の多くはアントシアン系色素といって、酸性で鮮やかな赤になることが多いのだ。
どす黒い紫の紫蘇の汁を梅酢に入れるときれいな赤になるのはこのせい。紫キャベツ、赤タマネギ、ビーツもこの類だ。
プランクトンの生息状況を調べる
★50~100倍の倍率が出せる顕微鏡が必須
何のことはない、川やら池やらドブやら、あちこちから水をくんできて、顕微鏡でプランクトン観察するだけだが、流れの有無、池で日陰と日向になっているところの比較、水の透明度、匂いなどで色々な分類することによって自由研究として成立する。
(プランクトンの観察法については顕微鏡の説明書を見てね。基本的に接着剤使わない一時プレパラートを使うんですが・・・懸滴プレパラートがついていたらその方が見やすいかも)
★水の透明度の計り方。
牛乳パックの内側の底に合うように発砲スチロール板(スーパーの肉・魚などのトレイ)を切り、それにマジックで十字を書き、耐水性の接着剤で牛乳パックの底にしっかり貼り付けて良く乾かしておく。
汲んできた水を用意した牛乳パックに注ぎ、何センチ入れたところまで底の十字が見えるか記録する。牛乳パックの肩口まで入れても十字が見えるときはその状態を「はっきり見える」「うっすら見える」などと記録する
どちらかというと汚いが多いところが興味深いのになるはず・・・・
まんま使えそうな自由研究ネタ一つ・・・・・実際うちでやったもの
土と砂しらべ(小学校3~4年生むき) 所要時間3日
自由研究としてやったものではないが、自由研究として成立するだろう。
まとめるポイントは、はじめに子どもに「こことここは土の質が違いそうだ」という予測をたてさせること。
そして、どう違うか?予測と調べた結果を併記して「わかったこと」をまとめればいい。
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投稿者:狸穴猫
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