杏仁豆腐のレシピ1 とっても濃厚なとっておきのぜいたく杏仁豆腐
中華のデザートでなんと言ってもダントツ人気の杏仁豆腐
杏仁豆腐のあの味と香りを作り出すのは「杏仁霜」というものです。「アーモンドパウダー」って書かれていることも多いけれど、「アーモンドパウダー」とは別物です。
「杏仁」というのは杏の種のこと。中国産の杏の種のうち、苦くないものを甜杏仁といい、苦いものを苦杏仁といいます。甜杏仁は南部でとれるので「南杏仁」、苦杏仁は北部でとれるので「北杏仁」と呼ばれることもあります。
杏仁豆腐になどお菓子に使われるものはこのうち「甘杏仁」のほうです。苦杏仁は主に漢方薬(咳止めなど気管系の方剤や皮膚関連の方剤)に配合されるほか、香りがよいことから甜杏仁と混ぜてお菓子に少量だけ使われることもあります。
杏仁霜は、杏仁(甜杏仁が主)の粉とコーンスターチやブドウ糖・粉乳などを配合してあつかいやすくしたものです。
アーモンドパウダーを煮出してさらにコクをだしたとっても濃厚な味の杏仁豆腐です。杏仁豆腐そのものの味を楽しむタイプです。
夏の定番として我が家では一夏に3回は登場。いろいろアレンジを楽しみます。
ポイントは、寒天を完全に煮溶かしてから他の材料を入れることと、牛乳を入れて以降は焦げ付きやすくなるのでしっかり鍋底からかき混ぜ続けることです。型に流す前に裏ごし器を通すとさらになめらかな口当たりになります。(管理人はものぐさなので特別の時以外は省略しますが…)
柔らかめのレシピなので器に移すときは優しくあつかってくださいね。
はじめから水分を全部牛乳でというのも可能ですが、より焦げ付きやすいので気をつけて。内面をくっつかない加工をした鍋をすると楽です。(エバミルクのストックがないときはこれでやっちゃいます )
ジャージー牛乳など、濃厚な味の牛乳を使うとよりリッチな味わいになります。エバミルクを生クリームに置き換えるとさらにまったり味に。
七福杏仁霜400g 725円(横浜中華街ようせいこう) |
有紀杏仁霜(きょうにんそう) 150g 580円 (スイートキッチン) |
杏仁霜 アーモンドパウダー400g 850円 (e-World Market) |