新世紀エヴァンゲリオン〜独断と偏見による徹底解説!〜

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第拾参話 使徒、侵入 

【あらすじ】
NERV本部中枢のスーパーコンピューター、マギが第十一の使徒にハッキングされる。

Evaの使えない中、遂に自爆決議を迫られるNERV。開発者である赤木リツコは、マギシステムの一つカスパーによる逆ハッキングを試みるが・・・。          



第★話 解説

リツコが「母さんは今日も元気なのに、私はただ年をとるだけなのかしらね・・・」という意味深な台詞を言っているが、マギシステムがリツコの母の思考を挿入されて作られていることを後半で言っている。ただ年をとる・・・無意味に時を過ごすことを表している以外、私には解読できなかった。

ここでは、使徒が「進化」という人間に近い生物としての行動をしている。冬月が「生物の生きるためのシステムそのものだな」と言っているとおりだ。だが、ゲンドウが「進化の終着地点は自滅。死そのものだ・・・」という事を言うところは、同じく進化しつづけてきた人間やその他の動物にも当てはまるような口ぶりである。

自滅こそが最も効率的な行動という考え方自体は、この物語特有のものかもしれない。

また、「第七世代のコンピューターに有機コンピューターに個人の人格を移植して思考させる技術」を最初に導入したマギというものを、リツコは守ろうとする。だが、母の意思が移植されているという事で守ろうとはしないという。

これが、本音なのか。「母さんの事そんなに好きじゃなかったから・・・」と言うが、何故、好きではないのか。科学者としての判断でマギを守ろうとしたのは、後半で「科学者として尊敬していた」事であろうか。しかし、同時に女としては憎んでさえいたという。何故憎んでいたのか。これも疑問である。

ついでに言うと、Evaにも先ほど言った個人人格移植がなされていると言うが、つまりEva零号機、初号機、弐号機にも同じように移植されているという。これが、初号機の暴走などと関係がある可能性がある。これも留意したい。





 
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