本屋で頭を良くしよう(その1) |
さて、まずは下の図を見てくれたまえ。 これは書店で棚を眺めているときの人の様子を上から見たものだ。 ちょっと近くの書店で棚を眺めている人を観察してみてほしい。多いのは どのタイプだろう?そして、本を見るとき、アナタ自身はAさんだろうか、Bさんだろうか?それともCさんだろうか? ぜひ自分の目で確かめて欲しい。そして、どの人が一番効率よく情報を入手しているだろうか。ちょっと考えてみて欲しい。 とまあ、これだけで本日の講義終わり
<2000/7/28> 下へ続く↓ |
さて、前問の答だが、当然Cさんです。 ところが、ものをよく見ようとすると近づきたくなるのが人情でして、もちろん視力にもよるのですが、必要以上に近づいて見ているのでは?と思えるケースが非常に多い。活字情報が気軽で大きな情報源になったのは歴史的に見てもそう古いことではない。むしろ比較的近年になってからのことだから人間のほうがそれに慣れてないせいもあるでしょう。「見ようとして近づく」は活字社会では、ちょっと考えた方がいい癖なんですね。 人間が目を動かさずにはっきり見ることのできる角度ってかなり狭いものです。で、重要なのが「見る位置」というわけ。 よくよく見ると書籍の背文字は意外に大きいもんです。平積みになっていて表紙が見える場合の文字はもっと大きい。一歩後ろに下がって見れば、はっきり見える視野の角度が同じでも、目に入る書籍の数は格段に増えます。 本との距離が約1.4倍になるとよく見える範囲の面積は2倍!!それだけ多くの情報がたやすく目に入るるんですね。 手にとって見ようと思ったらそのとき近づけば十分。 さあ、今度本屋の店頭をのぞくとき、ちょっといつもより離れた位置に立って本を眺めてみましょう。 アライグマの視力は眼鏡をかけても1.0&0.3とお世辞にも良いほうではありませんので、かなり多くの方が利用できる方法なのではないかと思いますヨ。
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