緊急編集。

第三回 アドバンテージ論

J・K・フィーカス殿の要請により、急遽書くことになったアドバンテージ論。
さて、その前に、アドバンテージの意味を知っておこう(軽い意味でですが)。

アドバンテージ。それは要はカードの多さと簡単に考えてもらって結構。それ以上でもそれ以下でもないとおもってください。
複雑に考えると、カードの豊富さにおける戦術の多彩さ。に影響してくるものです。

細かく分類してみると・・・
手札アドバンテージ
場のアドバンテージ
マナのアドバンテージ
シールドのアドバンテージ
墓地のアドバンテージ。

である。
尚、例外として出てくるのはデッキの枚数のアドバンテージだ。
これはほとんど役に立たないが、ライブラリアウト系統のデッキには、これが重要になってくる(が、特に生かせずに終わってしまう)

例をあげてみましょうか。

相手の場には2体。こちらの場には0体。
相手の手札は2枚。こちらの手札は5枚。
どちらが有利に見えるか。というと、実は手札が多いこちら側なんです。
5枚の手札のなかの戦術は多彩です。どんな展開もできますよね、大抵は。
2枚の手札と場の2枚のカードの多彩さに比べると、すこし見劣りするかもしれません。
なにより、戦術は手札の中で確定するものですから、この場合は手札が多いほうが若干優勢です。(バジュラ+バジュラとかそういうのは救いようがないですが・・)

ですが、次は違う例を出してみましょう。
相手の場にはクリーチャーが3体。こちら0.
相手の手札3枚 自分の手札6枚。
どちらが有利?というと、今度は場のアドバンテージを占めている側です。
手札があろうと、場をきちっと占めることができなければ、相手のほうが優勢になります。


次の例

相手のマナゾーンにカードは7枚。こちらのマナゾーンには8枚。
相手の手札は3枚 自分の手札は2枚。
この場合は、同等と考えたほうがいいかもしれませんが、あえていうなら、相手ですね。
マナがあっても、手札が無ければ動けません。つまり、優先順位としては、マナ≦手札というところです。

次の例
相手のマナゾーンは4枚。手札は4枚。
自分のマナゾーンは6枚。手札は3枚。
どちらが有利だろうと考える場合は、自分です。
難しいようですが、今度は逆に、マナがある方が手札を生かすことができるのです。

相手よりもX枚手札が多いとき、マナゾーンに相手がW枚分多い場合でもこちらが有利になる。

この条件に合うのは、
2≦X 1=W

のようになります。


今までの提示例からすると、それぞれのアドバンテージは決して、イコールにはなりません。
また、単純に足し合わせるものでもありません。つまり、アドバンテージは種類ごとに分けて考えなければなりません。

手札アドバンテージは戦略の多彩さを決めます。
マナアドバンテージは、手札アドアンテージを補佐すると同時に、手札アドバンテージと同じようなバランスで重要です。
場のアドバンテージは、バトルゾーンの制圧力。

一方、言わなかった二つのアドバンテージがあります。
シールドと墓地です。

シールドははっきり言って手札に来るまで使えませんが、守りのアドバンテージと考えれば良いのです。
これは、ボルメテウスなどを除くと、手札に必ず来ます。
つまりシールドアドバンテージが-1されたとき、手札アドバンテージには+1されます。
つまり、場がそろっていても、まだまだ逆転の余地が含まれているアドバンテージがこれです。

また、墓地アドバンテージは、日常ほとんどつかわないですね。
デビル・メディアンとかしか使わないので、あまり良いとは言えませんが、墓地から再び回収するという形をとるなら、
回収呪文の使用分で墓地アドバンテージ+1、手札アドバンテージ-1
2枚回収なら、墓地アドバンテージ-1になり、手札アドアンテージ+1に切り替わります(計算+1-2と、-1+2)
一方、1枚回収なら±0です。

墓地は、切り崩された戦略が眠っていると考えましょう。

そうすると、大体どういう状態が自分の有利かは分かります。
そりゃあ、全部有利なら、そっちのほうが良いですが、そうもいかないのが現実ですので、ある程度なら、有利、ある程度なら不利と判断しましょうね。

アドバンテージの重要度は、マナ>手札≧場>シールド>墓地です
これを覚えておけば、特に問題は要りません。

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