デュエルマスターズ研究所講座 第2回 バサカジール・ドラゴンはなぜデッキに2枚なのか。

はい、第2回目です。管理人のヒイロ・ユイが徹底して書いてますので、見てみてください。

まずはおさらい。
バサカジール・ドラゴン 8マナ8000 文明火 スピードアタッカー このクリーチャーは、相手のタップされていないクリーチャーに攻撃できる。
ターンの終了時に、このカードをバトルゾーンから手札に戻す。

強いですね。アクアンとは違い、こちらは殴るタイプ。しかも除去に焼かれないので、ハンデス以外にはなかなか手ごわい相手です。
ですが、この強すぎるともいえるクリーチャーがなぜデッキに4枚積まれないのでしょうか。

ヒントは、デッキの構築ポイントです。
デッキは3〜4枚積みが良いとされますが、それはいわばこの二つに絞られます。

デッキ製作の基本 キーカード及び、キーカード補助や、キーカードを使いやすくするカードは大抵4枚積み。たまに3枚積み。

デッキ製作の基本2 ↑の大前提で、それ以外で相手の策略を破壊するカード、及び戦略に必要なカードは2〜3枚積み。

ですね。そうなるとバサカジールはどちらのパターンに入るでしょうか。
バサカジールは普通、シールドを破壊しないで、クリーチャーを破壊するカードです。
とすると、次の式ができます

カードAを出し、次のターンカードBに進化しようとしている相手。
自分はカードCでカードAを破壊する。
ということは、バサカジールは、デッキ製作の基本2に入ります。

つまり、バサカジールを4枚も入れていては、他のキーカード補助などのスペースが無くなり、デッキとして落ち着かなくなる。ということです。

今度は確率論です。
では何故3枚にしないのか?というとです。

40枚のカードのうち、3枚バサカジールがいるとします。
40分の3=0.075。これでは分かりづらいですが、様は、13枚ドローすれば、その中にバサカジールがくるんです。
ですが、最初にすでに10枚を手札とシールドに振り分けているのですから、あと3枚すればバサカジールが手札に来てしまう恐れがありますね。
(計算式。13-{初期シールド+初期手札枚数})
後半使うカードが初期に来ることを抑えるという意味では、3枚積みは少し危険かもしれません。
これはあくまでシールドに入っていないことを前提にしていますが、大抵このとおりだと思います。

次・・・・
40枚のうち2枚バサカジールが入っている。シールドにバサカジールは来ないと考えましょう。
20分の1です。20枚ドローすれば、1枚手札に来ます。
最初にシールドと手札に振り分けると、10枚減ります。
そのあとさらに10枚ドローすると、その中にバサカジールが出てきますね。
このように、後半つかえるカードが後半出てくるようにするために入れてると思ってください。

上級者の方々が意識はしてないとは思いますが、バサカジール2枚積みは、理屈に適う積み方なのです。

また、こんなに都合よく来ない。なんてのは私もわかってます。
そういうときは、バルキリー・ドラゴンを使って呼び出すのが定例ですね。

バルキリー・ドラゴンは、バトルゾーンに出たとき、アーマード・ドラゴン種族を1枚手札に加えられます。次のターンで単純計算すれば8マナになるので、連携性能は抜群です。

バサカジール・ドラゴンを通じて、デッキの作り方を考えてみました。参考になったらうれしいです。

戻る

【PR】