大学受験における実験器具の取扱い

8.支持する
実験装置というものは、単独で立っているものもあるにはあるが、複雑な装置組の場合、どうしても単独で立っていることが難しい。

となれば、何らかの支えをいれてやる必要があるのは自明の理。

キホンは「倒れたりしないように」「目的が達成されるように」である。

「目的が達成されるように」というのは装置の上下関係などが必要を満たしていることだけである。冷却器の傾きなどが
強い固定・・完全に固定してしまうもの
【A】スタンド これの下部の鉄の台はとにかく重い。支えの土台となるのだから当たり前か・・・・ 
【B】クランプ コイツをスタンドのポールにくっつけてその先でフラスコだとか冷却器など円筒状のものをはさんで固定する。支えるものによっては一つだけでなく 
【C】ビュレット台   台とはいうがかなり固定はきついぞ。
不完全な支持・・・のっけたり、圧を利用したりして固定するタイプ 
【D】三脚 リング 
三脚は置いて、リングはスタンドに取り付けて利用するものだが、どちらも載せて下から支えるのみだね。
【E】試験管ばさみ
片側が短い洗濯ばさみのお化けのようなものだが、これは試験管専用。
でも実際支持しているのは「人間」のような気もする
【F】ゴム栓、コルク栓
ガラス管や温度計なんかの軽いものを支持するには栓の穴に突っ込んだときのを利用して支持するということもよくやるね。忘れやすいポイントなので要注意ではある。