自由研究って一体なんなのさ? 自由研究と自由研究ネタを考える

くまなび タイトル画像   

ナミダの自由研究

自由研究にはずいぶん悩まされた。
自分のことを言えば小学生の頃は毎年放棄!(別の代替宿題 工作等に逃げた)したが、息子の場合が難儀だった。そう、「必須」だったのだ!

自由研究」というもの

小中学生の親にとって、夏休みは結構頭の痛いシーズンでもある。

頭痛の種は「自由研究」というしろものだ。どうやら、この宿題は戦後しばらくしてから始まったものらしいが、子どもだけでできることがどれだけあろう?

他の宿題なら殆どが「早めにやった方がいいんじゃない?」とちょいと声を掛け、たまに見てやるくらいで済むが、コレばかりは子どもがまじめにやろうとすればするほど「親が指導」せざるを得なくなる。

小学校4年(当時)の我が息子がもらってきたプリントには次のような自由研究の例が記載されていた。

ネタ探し、研究法に対して親がかなり手を出すとともに、「一緒にやってやる」という部分が相当なければできない自由研究が多いのではないだろうか?

コレじゃ「指導」というより「荷担」だ!と思ってしまう。

夏休みは自由研究のためにあるんじゃないわい!!!

そういいたくなる。
そこで?管理人はネタを考えてみることにした。

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身近な自由研究ネタ 理科編

時間のかかりそうにないネタ、親の手出しが最小限のネタを考えてみることにした。

布の乾き方・水の吸い込み方調べ

★1グラム単位ではかれるデジタルのキッチンスケール、または上皿天秤が必要

家庭にある不要な布きれを数種類(繊維、厚さ、折り方などの違うものがよい)、10×20センチの大きさに切り、乾燥重量を計ってからそれを全部一旦水につけ、洗濯機で1分脱水。

脱水後の重量を計ると繊維が水を含む大体の量がわかる。その後、同じ条件で干し(要するに同じ洗濯ハンガーで干せばいい)15〜30分おきに乾燥したか確認し、乾燥までに必要な時間を計る。
乾燥しやすさと水の含み方を調べる。

含水量に関して、「パーセンテージ」は持ち出さない方がいい。乾燥重量に対する含水量はパーセンテージで表しうるけれど、普段使い慣れた重量パーセントとは異なったパーセントとなるのでよけいな混乱をきたす恐れがある。「乾燥量の●倍」という形なら無理がない。

●牛乳瓶に吸い込まれる卵の研究

★100度まではかれる温度計、200mlのガラスの牛乳瓶が必要

牛乳瓶を煮沸し(割れるから水から煮るのです)、湯から引き上げた瓶にすぐにゆで卵をのっけると、摩訶不思議、牛乳瓶に卵が吸い込まれる!ってのはときどき化学マジックなどにのっているけどその先をやってみよう。

何度のお湯につけた瓶なら卵が吸い込まれるか?100度、80度、60度、40度と調べていく。
また、卵のゆで加減を7分のもの、10分のもの、15分のものと変えてみる。

これやると晩ご飯は確実に卵サラダだな・・・・

●花の色水の研究

★酢と液体石鹸(中性洗剤ではダメ)or重曹が必要

手近な、取っても良い花を片っ端から集め、種類ごとにビニール袋に入れてよくもみ、その後水を加えて色水を作って目の細かいザルで漉して色水をとり、2つの容器に分ける。

葉っぱも2.3種類やってみると比較になる。
殆どのもので色の変色はない。赤紫蘇・コリウスなど、赤〜紫色の葉は変色する。

花の赤い色素の多くはアントシアン系色素といって、酸性で鮮やかな赤になることが多いのだ。
どす黒い紫の紫蘇の汁を梅酢に入れるときれいな赤になるのはこのせい。紫キャベツ、赤タマネギ、ビーツもこの類だ。

●プランクトンの生息状況を調べる

★50〜100倍の倍率が出せる顕微鏡が必須

何のことはない、川やら池やらドブやら、あちこちから水をくんできて、顕微鏡でプランクトン観察するだけだが、流れの有無、池で日陰と日向になっているところの比較、水の透明度、匂いなどで色々な分類することによって自由研究として成立する。

(プランクトンの観察法については顕微鏡の説明書を見てね。基本的に接着剤使わない一時プレパラートを使うんですが・・・懸滴プレパラートがついていたらその方が見やすいかも)

★水の透明度の計り方。
牛乳パックの内側の底に合うように発砲スチロール板(スーパーの肉・魚などのトレイ)を切り、それにマジックで十字を書き、耐水性の接着剤で牛乳パックの底にしっかり貼り付けて良く乾かしておく。
汲んできた水を用意した牛乳パックに注ぎ、何センチ入れたところまで底の十字が見えるか記録する。牛乳パックの肩口まで入れても十字が見えるときはその状態を「はっきり見える」「うっすら見える」などと記録する

どちらかというと汚いが多いところが興味深いのになるはず・・・・

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まんま使えそうな自由研究ネタ一つ・・・・・実際うちでやったもの

土と砂しらべ(小学校3〜4年生むき) 所要時間3日

自由研究としてやったものではないが、自由研究として成立するだろう。
まとめるポイントは、はじめに子どもに「こことここは土の質が違いそうだ」という予測をたてさせること。
そして、どう違うか?予測と調べた結果を併記して「わかったこと」をまとめればいい。

社会領域の自由研究ってのも…

インターネットで統計的なものを調べやすくなったので、社会科領域の自由研究も増えてきたようだ。

しかし、いざ、まとめるとなると「単なる調べもの」になってしまいやすいという傾向がある。

もちろん、調べものには違いないのだが、「調べる」道筋に「調べるきっかけ」「展開の方向性の根拠」「体験」「感想」をうまくつなぎ合わせないとうまくいかないのだ。

アピールを強くするために画像も欠かせない。

こんなネタどうでしょう?
牛乳のひみつ
画像や体験記をくっつければ一丁上がり。

自由研究の安直なネタのつくりかた

まずはネタに困る自由研究だが、安直なネタのつくりかたがある。

手作り体験を自由研究ネタにする

とにかく安直にすませたいならコレがおすすめ。
そしてコレは結構子どもも親も楽しめるのだ。

いろんなものの手作りキットが最近は比較的あちこちで出回っている。コレを使わない手はない。殆どのものが理科へも社会へも展開できるので便利である。

手作り豆腐 手作りチーズ 手作りこんにゃく 手打ちうどん・そば… まあいろいろある。

手作り豆腐で展開を考えてみるに、一丁を作るのにどのくらいの豆腐がいるか?からはじまり、理科方向に展開するのであれば、豆乳の濃度やにがりの量を変えてトライしてみたり、豆の品種や大豆の育て方などへいくだろう。社会方向へ展開するのであれば、豆の産地に関して調べたり、にがりの産地に関して調べたりすればよい。豆腐屋さんへ出向いてインタビューしてみるのもいいだろう。豆腐以外の大豆製品を調べてみるのもおもしろいだろう。

同様に他のものでも展開ができる

手作りキットのいろいろについてはこちらのページをどうぞ

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